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文学の散歩道
景子来なば かたくり掘りにゆくべしと
空しく待ちて すごせし日ありき
「カタクリ」草と人 水野葉舟小品集(文治堂書店)
水野葉舟 みずの-ようしゅう
1883-1947 明治-昭和時代の歌人,詩人,小説家。
明治16年4月9日生まれ。39年詩文集「あららぎ」,窪田空穂(うつぼ)との共著歌集「明暗」によりデビュー。短編集「微温」,小品集「草と人」などで自然主義文学に独自の地位をしめる。大正13年千葉県印旛郡で半農生活にはいった。昭和22年2月2日死去。65歳。東京出身。早大卒。本名は盈太郎。筆名は別に蝶郎。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典
「カタクリ」草と人 水野葉舟小品集(文治堂書店)
高村 光太郎
たかむら-こうたろう
1883-1956 明治-昭和時代の詩人,彫刻家
明治16年3月13日生まれ。高村光雲の長男。ロダンの影響をうけ,明治39年から欧米に留学。帰国後彫刻,絵画の制作をおこない,またパンの会に参加して美術評論,詩を発表。昭和17年詩集「道程」で芸術院賞。戦後,連詩「暗愚小伝」で戦時中の自己責任を追及した。昭和31年4月2日死去。73歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は光太郎(みつたろう)。詩集に「智恵子抄」,彫刻作品に「手」など。
【格言など】僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る(「道程」)
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典
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